カラム

YMC-Triart PFP

YMC-Triart PFPは、ペンタフルオロフェニル基を有する充填剤のカラムです。疎水性相互作用のほか、π-πや双極子-双極子など様々な相互作用による特有の分離選択性を有しています。
特に芳香族化合物やニトロ基、ハロゲンを有する化合物などにおいて、他の官能基のカラムとは分離選択性が大きく異なり、これらの化合物の分離改善に有効です。

仕様
基材 有機シリカハイブリッド
粒子径 1.9 µm, 3 µm, 5 µm
細孔径 12 nm
炭素含有率 15%
使用pHレンジ 1~8
USP Class L43
ポイント
  • 固有の極性相互作用により極性化合物・異性体の分離に有効
  • 優れた平面認識能/立体選択性

異性体の分析に最適

コショウ辛味成分であるpiperineのcis-trans異性体をC18やPFPなど逆相カラムで分析した例です。π-πや双極子-双極子など様々な相互作用を有し、立体差の認識能にも優れるTriart PFPでは、他の逆相カラムでは分離困難な異性体の分離を達成しています。

Column 5 µm, 150 X 3.0 or 4.6 mmI.D.
Eluent 0.1% formic acid/acetonitrile (60/40)
Flow rate 0.425 mL/min for 3.0 mmI.D.
1.0 mL/min for 4.6 mmI.D.
Temperature 25ºC
Detection UV at 280 nm
Injection 4.25 µL for 3.0 mmI.D.
10.0 µL for 4.6 mmI.D.