テクニカルインフォメーション

分取の流れとその検討方法 分析スケールでの条件検討 負荷量の検討 スケールアップ 分取条件の最適化 分取条効率的な分取のテクニック 分取精製例

3. スケールアップ

分取スケールの選択

分取へのスケールアップにおいては、試料処理量や目的純度に応じてカラムサイズや充填剤粒子径を選択します。この時、カラム効率・圧力・コストも考慮します。充填剤粒子径とカラム長が同じ場合、流速・負荷量をカラムの断面積に比例させると分離性能・カラム圧力は、スケールアップ前後でほぼ同等になります。分析カラムで設定した分離条件をもとに、表中の矢印を参考にスケールアップします。

Column YMC-Triart C18
YMC-Triart Prep C18-S
150 X 4.6 mmI.D.
Eluent acetonitrile/water (60/40)
Flow rate 1.0 mL/min
Temperature 25℃
Detection UV at 254 nm
Sample n-butyl benzoate

カラム粒子径

充填剤の粒子径が小さい程カラム効率は高くなりますが、その反面充填剤が高価になります。またカラム圧力も高くなり、使用する装置もそれに応じた耐圧性が要求されます。目的成分と近接ピークとの分離が不十分な場合など、出来るだけ分離能を高くする必要がある時に粒子径の小さな充填剤を選択すると効果的です。これに対して粒子径が大きい程カラム効率は低くなりますが、充填剤が安価になりカラム圧力も低くなります。