テクニカルインフォメーション

ツインカラム連続クロマトグラフィー精製システム
Contichromの精製プロセスの紹介

CaptureSMB

製品の特長
  • 試料の負荷量を上げて生産性を大幅にアップ
  • 高濃度での回収が可能で処理量が30-60%増加

CaptureSMBは、アフィニティー担体を用いたキャプチャーステップで使用されます。このステップでは、目的物の活性を維持したまま、できるだけ短時間で大量の試料を処理することが重要です。また、アフィニティー担体は高価であるため、担体を効率的に利用することも求められます。試料の負荷量を上げて担体を最大限に活用できるCaptureSMBは、この2つの要求を満たし、生産性を大幅に向上することができます。
CaptureSMBでは、2本のカラムを使用します。まず、1本目のカラムに清澄化試料を導入し目的物を最大限に吸着させます。1本目のカラムで吸着しきれない試料(breakthrough)は2本目のカラムに吸着させます。1本目のカラムから目的物を回収し、カラムを洗浄後、2つのカラムの役割を入れ替えて同様に精製を行います。このようにCaptureSMBはアフィニティー担体を最大限に活用できるため、担体コストを40~60%削減できます。